さくらの奮闘記

さくらの奮闘記

シュタイナー教育から学ぶ育児の方法について

この間、シュタイナー教育を基本としているプレイグループへ行きました。

プレイグループというのは、未就学で保育園に入っていない子供達が親同伴で遊べる2時間くらいのアクティビティエリアです。

朝10時から始まって11時過ぎにおやつの時間があり、終わりは12時過ぎくらいです。シュタイナー教育では、プレイグループのスタッフは絶対に大声を張り上げたりしません。いつも静かな声で話し、子供達には歌を歌いながら行動を誘導していました。

ですから何度か行くと、子供達はこの歌が始まるとおやつの時間だなとか他の歌が始まるとおもちゃの片付けの時間だなと覚えて行動するのです。

お教室にあるおもちゃはプラスチック製のものがありません。全て自然界にあるものだけなので、木やブリキや化繊以外のコットンや麻の布地だけです。色々な色に染められた羊毛もありました。そのような自然素材のものだけを使って子供達は遊びます。

たまに小麦粉を練ってオーブンで焼き、帰りにお持ち帰りさせてもらたりもします。おやつの時間には、こちらもどっしりとした木のテーブルに丁寧に蝋燭を飾ります。3歳以下の子供達でも蝋燭をじっと見るだけでそれでいたずらをしようという子どもは一人もいませんでした。こんなに子供達が落ち着いているプレイグループを初めて見て、シュタイナー教育には何か子供達の安定を作るコツが隠されているのではないかと思いました。

 

子供達が日々の生活で触れる物、目にするもの、周囲の大人の態度というのはとても大切で、子供達はその全てを吸収しながら成長していくのだと思います。シュタイナーでは自然の摂理に沿った穏やかなパターンを子供達に与えているのではないかと思います。このような方法を取り入れて育児をしていくのは子供達にとって良い影響がありそうだと感じました。