さくらの奮闘記

さくらの奮闘記

解りやすいという言葉の使い方・アレンジして文章に

ブログ記事や説明文など、クラウドソーシングをしている時によく使う言葉として「必要・必須 (ひっす:ひっしゅ)」があります。

文章の要領としてはこの二文字を使い、体言止めの様な方法で締めくくっても意味が通じるという便利な一つ。

 

便利でもあるし「日常生活には必須なアイテム」とか「お化粧するには、これが必須」と書き込めば読み手の人にもすんなり解ってもらえます。

この文章入力に簡単な必須の言葉がよく使われるのは、インターネットでの入力フォーム、登録やショッピングなどのページに注釈として使われている。

 

ネットでのこういった事務処理的に使うのはよいですが、ブログなど比較的柔らかい文章で日常的に使用するのは、どのようなものかと疑問を持ちました。

簡単で便利だからといって度々使用していると、クライアントさんや読み手の人からワンパターンとか、定型文の文章のようだという印象になる可能性もあります。

 

確かに文章に使う「、」や「 。」の節目を必須とか必要で区切ると歯切れのよい感じはしますが、文章の内容やジャンルによっては、情緒やいい余韻が感じられない場合も。

このことから「必要・必須」ばかり使わずに、別の言葉で表現力豊かな文章にしてみたいなと思えました。

 

辞書ではポピュラーな内容での簡単説明、ネットではこれより詳細説明となっていて、「必要」は幕末や明治期に作られた言葉であると載っていた。

意味も必要としては「欠くことができない」としながら「必須」より幅の狭い意味での必要性という解説、記号で表現すれば「必須>必要」という数式の様になるそうです。

 

このことから「必須条件」や「必須科目」の重要性に対してちゃんと構える姿勢になる、ここが欠けたら通過できないという几帳面で向き合う事柄。

短くても表現するには豊富な語彙と理解度、必須も必要も雰囲気よくアレンジできる力量を持つべきと感じるこの頃、二文字では「案外・意外」も同列の言葉です。